光のもとでⅠ
色んな葉っぱを撮り続けてふと我に返る。
自分がいる場所を確認するために辺りを見回すと、藤棚からツカサと秋斗さんがこちらを見ていた。
私は時間の確認もせず、慌てて藤棚に戻る。
なんだか今日は慌ててばかりだ……。
「すみません……つい、時間を忘れてしまって」
「かまわないよ。司だって翠葉ちゃんが楽しむためにここへ連れてきたんだろうし。だろ?」
秋斗さんはそう言ってくれるけど、ツカサは機嫌が悪そうだ。
時計を見れば申し訳なくなるほどカメラに夢中になっていたわけで、ごめんなさい、しか言えない。
もう一度謝ろうと思ったとき、
「迷惑ならとっとと声をかけてやめさせている」
自分がいる場所を確認するために辺りを見回すと、藤棚からツカサと秋斗さんがこちらを見ていた。
私は時間の確認もせず、慌てて藤棚に戻る。
なんだか今日は慌ててばかりだ……。
「すみません……つい、時間を忘れてしまって」
「かまわないよ。司だって翠葉ちゃんが楽しむためにここへ連れてきたんだろうし。だろ?」
秋斗さんはそう言ってくれるけど、ツカサは機嫌が悪そうだ。
時計を見れば申し訳なくなるほどカメラに夢中になっていたわけで、ごめんなさい、しか言えない。
もう一度謝ろうと思ったとき、
「迷惑ならとっとと声をかけてやめさせている」