光のもとでⅠ
42
前方に私道と大学の敷地を分けるゲートが見えてきて、その向こうに大学のカフェが見えた。
どうやらこの時期は少し暗くなったらすぐにライトアップされるらしい。
カフェの周りをぐるりとイルミネーションが取り巻いていた。
「少しお茶していこうか?」
お茶……。
きっと、お茶を飲んでいる間も私は秋斗さんに気を遣わせ続ける。
「蒼樹にも連絡入れてさ、あたたかいものを飲んでいこう?」
蒼兄も一緒……?
それなら大丈夫な気がする。
でも、私のそんな思考回路はすべて秋斗さんにお見通しなのかな、と思ったり……。
どうやらこの時期は少し暗くなったらすぐにライトアップされるらしい。
カフェの周りをぐるりとイルミネーションが取り巻いていた。
「少しお茶していこうか?」
お茶……。
きっと、お茶を飲んでいる間も私は秋斗さんに気を遣わせ続ける。
「蒼樹にも連絡入れてさ、あたたかいものを飲んでいこう?」
蒼兄も一緒……?
それなら大丈夫な気がする。
でも、私のそんな思考回路はすべて秋斗さんにお見通しなのかな、と思ったり……。