光のもとでⅠ
「頼まれて心配した覚えはない。勝手に心配してると言われたらそれまでだ。……けど、こっちだって心配したくてしてるんじゃないっ。したくなくても心が勝手に動くんだから仕方ないだろっ!?」
「っ……じゃぁ――じゃぁ、関わらなければいいじゃないっっっ」
売り言葉に買い言葉だった。
まるで紅葉祭のときのように。
また、ツカサから容赦のない言葉が返されるものだと思っていた。
でも、違った。
ツカサの顔色が変わる。
「翠がそれを言うのか……? ――選ぶ機会はあったはずだ」
プツリ、と何かが切れる音が聞こえた気がした。
「俺たちに関わるか関わらないか、選択する機会が翠にはあったはずだっ。そこで関わることを選んだのは翠自身だろっ!? 責任転嫁してくれるなっっっ」
「っ……」
「っ……じゃぁ――じゃぁ、関わらなければいいじゃないっっっ」
売り言葉に買い言葉だった。
まるで紅葉祭のときのように。
また、ツカサから容赦のない言葉が返されるものだと思っていた。
でも、違った。
ツカサの顔色が変わる。
「翠がそれを言うのか……? ――選ぶ機会はあったはずだ」
プツリ、と何かが切れる音が聞こえた気がした。
「俺たちに関わるか関わらないか、選択する機会が翠にはあったはずだっ。そこで関わることを選んだのは翠自身だろっ!? 責任転嫁してくれるなっっっ」
「っ……」