光のもとでⅠ
湊先生に座るように促され、ラグに腰を下ろす。
お母さんは飲み物を用意するためにキッチンへ行き、蒼兄は私のすぐ近くに腰を下ろした。
「さて、何から話そうかな」
口を開いたのは静さん。
「これはうちの問題ですから俺から話します」
秋斗さんが申し出ると唯兄がそれを却下した。
「ダメ、藤宮一族黙ってて」
「唯っ!?」
「だぁってさぁ……藤宮の人間が話したんじゃどうしたって重っ苦しくなるでしょ?」
「おまえが話すと軽すぎるんだ」
蔵元さんが唯兄を制するも、
「そのくらいがいいんだってば。オーナーが話せば無駄に重厚感たっぷりで変な緊張強いられるし、秋斗さんが話すと陰々滅々。どっぷりと暗くなるんだから、ここは俺みたいなのがサクッと話しちゃうほうがいいんだってば」
お母さんは飲み物を用意するためにキッチンへ行き、蒼兄は私のすぐ近くに腰を下ろした。
「さて、何から話そうかな」
口を開いたのは静さん。
「これはうちの問題ですから俺から話します」
秋斗さんが申し出ると唯兄がそれを却下した。
「ダメ、藤宮一族黙ってて」
「唯っ!?」
「だぁってさぁ……藤宮の人間が話したんじゃどうしたって重っ苦しくなるでしょ?」
「おまえが話すと軽すぎるんだ」
蔵元さんが唯兄を制するも、
「そのくらいがいいんだってば。オーナーが話せば無駄に重厚感たっぷりで変な緊張強いられるし、秋斗さんが話すと陰々滅々。どっぷりと暗くなるんだから、ここは俺みたいなのがサクッと話しちゃうほうがいいんだってば」