光のもとでⅠ
「唯も。何か食べるなり翠葉のスープに付き合うなりしなさい」
「じゃ、同じもの」
「そうね……。もう時間が時間だし、スープくらいがいいかもしれないわ」
時計を見ると、明け方、といってもいい時間だった。
短針は四を少し過ぎたところを、長針は十を指していた。
「翠葉、唯に感謝しなさい。一晩ずっとついていてくれたんだから」
「え……?」
隣にいる唯兄を見ると、唯兄は苦笑を漏らし、
「かわいい妹を放っておけますかってーの」
ペチ、と額を叩かれた。
「ごめんなさいっ。今日のお仕事に差し支えないっ!?」
「……一晩の徹夜が何ぼのもんですか。二番目のあんちゃんはまだ若いんです」
「でも……」
「リィ、その続きは違う人に言ってあげて」
「じゃ、同じもの」
「そうね……。もう時間が時間だし、スープくらいがいいかもしれないわ」
時計を見ると、明け方、といってもいい時間だった。
短針は四を少し過ぎたところを、長針は十を指していた。
「翠葉、唯に感謝しなさい。一晩ずっとついていてくれたんだから」
「え……?」
隣にいる唯兄を見ると、唯兄は苦笑を漏らし、
「かわいい妹を放っておけますかってーの」
ペチ、と額を叩かれた。
「ごめんなさいっ。今日のお仕事に差し支えないっ!?」
「……一晩の徹夜が何ぼのもんですか。二番目のあんちゃんはまだ若いんです」
「でも……」
「リィ、その続きは違う人に言ってあげて」