光のもとでⅠ
唯兄は私からお母さんに視線を移すと、
「見つかったの?」
「これ、データ。翠葉のミュージックプレーヤーに入れてあげて」
「了解」
唯兄はお母さんからUSBメモリを受け取ると、それをすぐに私のノートパソコンに差し込み、ミュージックプレーヤーをつなげた。
「スープの用意してくるから、それまで聞いているといいわ。私の好きな曲なの」
そう言うと、お母さんは入ってきたとき同様、静かに部屋を出ていった。
唯兄がミュージックプレーヤーに取り込んでくれたお母さんの好きな曲は今井美樹さんという人の曲だった。
曲名は「PIECE OF MY WISH」。
前奏もメロデイーも、何もかもが優しい。
まるで優しい雨に包まれたような気持ちになる。
聞いているだけで涙があふれてくるような、そんな曲だった。
「見つかったの?」
「これ、データ。翠葉のミュージックプレーヤーに入れてあげて」
「了解」
唯兄はお母さんからUSBメモリを受け取ると、それをすぐに私のノートパソコンに差し込み、ミュージックプレーヤーをつなげた。
「スープの用意してくるから、それまで聞いているといいわ。私の好きな曲なの」
そう言うと、お母さんは入ってきたとき同様、静かに部屋を出ていった。
唯兄がミュージックプレーヤーに取り込んでくれたお母さんの好きな曲は今井美樹さんという人の曲だった。
曲名は「PIECE OF MY WISH」。
前奏もメロデイーも、何もかもが優しい。
まるで優しい雨に包まれたような気持ちになる。
聞いているだけで涙があふれてくるような、そんな曲だった。