光のもとでⅠ
「ツカサね、私とは違うの。一年のときから――もっというと中等部の頃から学校を休んだことないんだって。そんなツカサが学校を休むとは思わないけど、もし昨日のことが原因で休まれたら嫌だから……」
「……いってらっしゃい。止めはしないわ」
お母さんの隣に並ぶ蒼兄は少し不安そうな顔をしていた。
「体調は?」
……たぶん、良くはない。
睡眠不足だからか心拍がおかしいのは気づいている。
何をするでもないのに、急に動悸が激しくなる。
きっと、それはバイタルを見ていればわかることで、蒼兄もお母さんも唯兄も気づいているのだろう。
「無理はしない。ツカサに会って話をしてくる。帰ってきて無理だと思ったが学校は休む。……でも、できれば行きたい。……昨日の人が学校に来るかはわからないけど、昨日の件があって私が学校を休んでるって思われるのは嫌」
「……いってらっしゃい。止めはしないわ」
お母さんの隣に並ぶ蒼兄は少し不安そうな顔をしていた。
「体調は?」
……たぶん、良くはない。
睡眠不足だからか心拍がおかしいのは気づいている。
何をするでもないのに、急に動悸が激しくなる。
きっと、それはバイタルを見ていればわかることで、蒼兄もお母さんも唯兄も気づいているのだろう。
「無理はしない。ツカサに会って話をしてくる。帰ってきて無理だと思ったが学校は休む。……でも、できれば行きたい。……昨日の人が学校に来るかはわからないけど、昨日の件があって私が学校を休んでるって思われるのは嫌」