光のもとでⅠ
私は靴を脱ぎ、足裏がひんやりとする廊下を進む。
暗すぎて、部屋がどういったつくりになっているのかもしばらくはわからなかった。
暗闇に目を凝らし、ようやく目が慣れた頃、窓辺に座るツカサを見つけた。
「ツカサ……?」
返事は得られない。
窓に背を預け、体育座りのような格好で下を向いている。
どんな表情をしているのかすら見ることはできない。
暗闇も無言も、ツカサの姿勢も何もかもが私を拒絶しているように思えた。
そこへ踏み込むのは容易なことではない。
重い足取りはさらに重くなる。
それは、水の抵抗を感じながら進むのに似ていた。
やっとのことでダイニングの中ほどまで来ると、「来るな」と言われた。
暗すぎて、部屋がどういったつくりになっているのかもしばらくはわからなかった。
暗闇に目を凝らし、ようやく目が慣れた頃、窓辺に座るツカサを見つけた。
「ツカサ……?」
返事は得られない。
窓に背を預け、体育座りのような格好で下を向いている。
どんな表情をしているのかすら見ることはできない。
暗闇も無言も、ツカサの姿勢も何もかもが私を拒絶しているように思えた。
そこへ踏み込むのは容易なことではない。
重い足取りはさらに重くなる。
それは、水の抵抗を感じながら進むのに似ていた。
やっとのことでダイニングの中ほどまで来ると、「来るな」と言われた。