光のもとでⅠ
そんなコメントがついていた。
霜を「ガラスこ貝柱」とたとえることに感心したものの、本当はコメントの内容なんかどうでも良かったんだ。
「生きてた……」
そのことだけに俺は安堵した。
「なんだ……今年高校受験ってことは二個下?」
でも、それだと俺が出版したとき、彼女は十代前半だったはず……。
もしかしたら入力間違いだったのかもしれない。
「……受かるといいね」
俺は以前もらったメールアドレスに返信したい気持ちを抑え、パソコンをシャットダウンした。
霜を「ガラスこ貝柱」とたとえることに感心したものの、本当はコメントの内容なんかどうでも良かったんだ。
「生きてた……」
そのことだけに俺は安堵した。
「なんだ……今年高校受験ってことは二個下?」
でも、それだと俺が出版したとき、彼女は十代前半だったはず……。
もしかしたら入力間違いだったのかもしれない。
「……受かるといいね」
俺は以前もらったメールアドレスに返信したい気持ちを抑え、パソコンをシャットダウンした。