光のもとでⅠ
「私は姫とかリィって呼ばれるみたいです。名前のほうが反応しやすくていいんですけど……」
「姫なら反応できるんじゃないの? 学校でも散々呼ばれてるし」
彼女は複雑そうな顔をした。
だから、俺はちょっとだけ話の方向転換を試みる。
「リィって呼び名、若槻さんが決めた名前じゃない?」
「はい。でも、どうして……?」
「だって、俺の名付け親も若槻さんだもん。あの人、絶対にハンドルネームの一文字目に母音つければいいと思ってるよね」
「そう言われてみれば……」
「俺は翠葉ちゃんって呼んでもほかの名称でもいいわけだよね」
「はい。でも、できれば名前がいいかな……」
そうだね。
「姫なら反応できるんじゃないの? 学校でも散々呼ばれてるし」
彼女は複雑そうな顔をした。
だから、俺はちょっとだけ話の方向転換を試みる。
「リィって呼び名、若槻さんが決めた名前じゃない?」
「はい。でも、どうして……?」
「だって、俺の名付け親も若槻さんだもん。あの人、絶対にハンドルネームの一文字目に母音つければいいと思ってるよね」
「そう言われてみれば……」
「俺は翠葉ちゃんって呼んでもほかの名称でもいいわけだよね」
「はい。でも、できれば名前がいいかな……」
そうだね。