光のもとでⅠ
『対象、切符を買った模様。――今、改札を入りました』
「ちょっ、切符と改札って何っ!?」
俺は慌ててGPSが表示されているウィンドウに切り替えたものの、赤い点は駅の真上で止まったまま。
俺は咄嗟に地図の縮尺を大きくした。
この地図は藤宮印ということもあり、駅構内のどこにいるのかまで詳細に表示される。
『改札内にて確認。対象は誰かを探しているようです』
警護に付いている人間のGPSも取得すると、すでに三人の警備員が駅構内に入っていた。
リィを示す赤い点は下りホームにあった。
携帯を鳴らそうと手に取ったとき、再びインカムから声が聞こえてくる。
『五両目、乗車確認。自分も乗車します』
リィと同じ車両にひとり、前後車両にひとりずつ、三人の警備員が電車に同乗したものの、俺の心臓はバクバクと連打する。
「ちょっ、切符と改札って何っ!?」
俺は慌ててGPSが表示されているウィンドウに切り替えたものの、赤い点は駅の真上で止まったまま。
俺は咄嗟に地図の縮尺を大きくした。
この地図は藤宮印ということもあり、駅構内のどこにいるのかまで詳細に表示される。
『改札内にて確認。対象は誰かを探しているようです』
警護に付いている人間のGPSも取得すると、すでに三人の警備員が駅構内に入っていた。
リィを示す赤い点は下りホームにあった。
携帯を鳴らそうと手に取ったとき、再びインカムから声が聞こえてくる。
『五両目、乗車確認。自分も乗車します』
リィと同じ車両にひとり、前後車両にひとりずつ、三人の警備員が電車に同乗したものの、俺の心臓はバクバクと連打する。