光のもとでⅠ
「司だけなら許可など必要なかろ? 誰を連れてくる?」
「……御園生翠葉。海斗のクラスメイトであり、生徒会メンバーでもある」
「ふぅむ……。わしもあのお嬢さんにはもう一度会いたいのぉ……。秋斗は会わせてくれなかったからのぉ」
「……は? じーさんが翠に会ったことがあるなんて聞いてないんだけど」
「ほ? 司には話しておらんかったかの? わしがボケていなければ五月の終わりにうちのデパートで会っておるわ」
「五月っ!?」
そんな前に……?
「お嬢さんはわしの仮の姿しか知らんがの。ふぉっふぉっふぉ」
俺が唖然としていると、
「女性をエスコートするんじゃ。紅葉の見所くらいは押さえておけ」
と、すぐさま庵を追い出された。
「……御園生翠葉。海斗のクラスメイトであり、生徒会メンバーでもある」
「ふぅむ……。わしもあのお嬢さんにはもう一度会いたいのぉ……。秋斗は会わせてくれなかったからのぉ」
「……は? じーさんが翠に会ったことがあるなんて聞いてないんだけど」
「ほ? 司には話しておらんかったかの? わしがボケていなければ五月の終わりにうちのデパートで会っておるわ」
「五月っ!?」
そんな前に……?
「お嬢さんはわしの仮の姿しか知らんがの。ふぉっふぉっふぉ」
俺が唖然としていると、
「女性をエスコートするんじゃ。紅葉の見所くらいは押さえておけ」
と、すぐさま庵を追い出された。