光のもとでⅠ
翠が俺の手も秋兄の手も取らないことなんて想定済みだ。
むしろ、俺はそれを望んでいた。
こういう状況にならなければ同じステージに上がった気がしない。
翠が秋兄と俺の手を離した今、ここが俺たちのスタート地点になるんじゃないだろうか。
ようやく張り合える状況になったんじゃないだろうか。
秋兄は俺が想いを告げた時点で同じステージに上がったと思ったみたいだけど、俺は違う。
翠が記憶を取り戻してようやく同じステージに立てる。
ずっとそう思ってきた。
ふたりとも、俺から言わせてもらうと相当覚悟が足りてないんだけど……。
翠は俺たちに想われるということがどういうことか全く理解していないし、秋兄は俺と張り合うということがどういうことかわかっていない。
ついでに、秋兄は相手が翠という変人であることに対し、もう少し見解を深めるべきだ。
むしろ、俺はそれを望んでいた。
こういう状況にならなければ同じステージに上がった気がしない。
翠が秋兄と俺の手を離した今、ここが俺たちのスタート地点になるんじゃないだろうか。
ようやく張り合える状況になったんじゃないだろうか。
秋兄は俺が想いを告げた時点で同じステージに上がったと思ったみたいだけど、俺は違う。
翠が記憶を取り戻してようやく同じステージに立てる。
ずっとそう思ってきた。
ふたりとも、俺から言わせてもらうと相当覚悟が足りてないんだけど……。
翠は俺たちに想われるということがどういうことか全く理解していないし、秋兄は俺と張り合うということがどういうことかわかっていない。
ついでに、秋兄は相手が翠という変人であることに対し、もう少し見解を深めるべきだ。