光のもとでⅠ
「何かあったのは俺」
「その割にあんたは大丈夫そうだけど……。何があったの?」
「じーさん絡みだから気にする必要ない」
「なおさら気になるわ」
仕方なく、ざっくりと説明した。
「何よそれ……。あくまでも警備の仕事であって司は関係ないじゃない」
「俺もそう思う。良かったら姉さんからじーさんにそう言ってもらえると助かるんだけど」
姉さんは長い沈黙のあとに一言、「遠慮しておくわ」と口にした。
この威勢のいい姉さんでもあのじーさんだけは避けて通りたいらしい。
「そんなわけだから、とりあえず首尾よく動けるようにでも祈ってて」
「それ、翠葉には話すの?」
「……言わない」
「言っておいたほうが安全なんじゃない?」
「翠の安全なら学園警備が守るだろ? 警護班なんてそのためにあるようなものだし」
「そうだけど……」
「その割にあんたは大丈夫そうだけど……。何があったの?」
「じーさん絡みだから気にする必要ない」
「なおさら気になるわ」
仕方なく、ざっくりと説明した。
「何よそれ……。あくまでも警備の仕事であって司は関係ないじゃない」
「俺もそう思う。良かったら姉さんからじーさんにそう言ってもらえると助かるんだけど」
姉さんは長い沈黙のあとに一言、「遠慮しておくわ」と口にした。
この威勢のいい姉さんでもあのじーさんだけは避けて通りたいらしい。
「そんなわけだから、とりあえず首尾よく動けるようにでも祈ってて」
「それ、翠葉には話すの?」
「……言わない」
「言っておいたほうが安全なんじゃない?」
「翠の安全なら学園警備が守るだろ? 警護班なんてそのためにあるようなものだし」
「そうだけど……」