光のもとでⅠ
「私、幸倉の家では空と緑が見えるのが当たり前だったから、空がどうしても見たくて……。リビングまで這っていってソファの裏側に転がって寝ていたの。そこに秋斗さんが来たのだけど、部屋にはいないしリビングを見回してもいないしで、かなり探させてしまって……。挙句、ソファの裏で寝ていて、倒れているのと勘違いされてしまって……」
「なんとなく話は見えてきたけれど、でも、コレにはつながらないんだけど……」
そうだよね……。私もまさかこうなるとは思っていなかったし。
要点をかいつまんで話せたら良かった。でも、私にはそれが少し難しかった。
「栞さん、午後からは予定があるから、午後は秋斗さんのおうちに預けられることになったのだけど……」
そのときのことを話さないと首の傷は説明がつかない。
恥かしい思いもあってどうしようか言葉に詰まっていると、
「その先は俺が話すよ」
と、海斗くんが話を引き継いでくれた。
「どういう経緯かは知らないけど、秋兄が翠葉の首にキスマークを付けたんだ」
みんな、その言葉に絶句する。
でも、間を置いて飛鳥ちゃんが「きゃーっっっ! 幸せ者っ」と口にした。
ほかの三人は黙ったまま。
「なんとなく話は見えてきたけれど、でも、コレにはつながらないんだけど……」
そうだよね……。私もまさかこうなるとは思っていなかったし。
要点をかいつまんで話せたら良かった。でも、私にはそれが少し難しかった。
「栞さん、午後からは予定があるから、午後は秋斗さんのおうちに預けられることになったのだけど……」
そのときのことを話さないと首の傷は説明がつかない。
恥かしい思いもあってどうしようか言葉に詰まっていると、
「その先は俺が話すよ」
と、海斗くんが話を引き継いでくれた。
「どういう経緯かは知らないけど、秋兄が翠葉の首にキスマークを付けたんだ」
みんな、その言葉に絶句する。
でも、間を置いて飛鳥ちゃんが「きゃーっっっ! 幸せ者っ」と口にした。
ほかの三人は黙ったまま。