光のもとでⅠ
「こんにちは」
秋兄が話しかけると、「こんにちは」と翠が小さく答えた。
「ツカサがね、今日ここでデートするって連絡くれたんだ。教えてくれるくらいだから来てもいいのかと思って」
にこりと笑いながら答える秋兄もぞんがいひどい。
つまり、ここに来ることは伝えてみたけど、秋兄を誘った事実はない。
……来るとは思っていたけど。
「俺がいると困る?」
秋兄は俺と翠の両方に確認する。
「別に」
俺の即答に続けて、
「こ、困らないですっ」
翠が慌てて答えた。
言葉に詰まった感は否めないけど、この場合、答えられただけでも上等なのかも。
秋兄が話しかけると、「こんにちは」と翠が小さく答えた。
「ツカサがね、今日ここでデートするって連絡くれたんだ。教えてくれるくらいだから来てもいいのかと思って」
にこりと笑いながら答える秋兄もぞんがいひどい。
つまり、ここに来ることは伝えてみたけど、秋兄を誘った事実はない。
……来るとは思っていたけど。
「俺がいると困る?」
秋兄は俺と翠の両方に確認する。
「別に」
俺の即答に続けて、
「こ、困らないですっ」
翠が慌てて答えた。
言葉に詰まった感は否めないけど、この場合、答えられただけでも上等なのかも。