光のもとでⅠ
「はい、どうやって答えるわけ? っていうか、本当にこのメンバー全員で話すの?」
と、佐野くん。
「それは私も考えていたところ」
と、桃華さん。
「……あの、男女でする話ではないの? ……だから蒼兄も逃げたのかな……」
私が口にすると、
「蒼樹さん、逃げんなよ」
と、海斗くんがボソリと口にした。
「ねぇ、メールとかじゃダメ?」
飛鳥ちゃんが提案すると、
「長文メール面倒だし、誤解が生じやすいから却下。個人面談は?」
と、海斗くんが意見を出す。
「「異議なし」」
と、即答したのはクラス委員ふたりだった。
「じゃ。順番は――」
と、桃華さんが話し始めようとしたのを海斗くんが遮る。
「俺からでいいよ。その間にあっちで次の順番決めてこいよ」
海斗くんは手をヒラヒラと振って三人に出ていくよう促す。
一様に驚いた顔をした三人だけれど、何を言うこともなく、すぐに部屋を出た。
と、佐野くん。
「それは私も考えていたところ」
と、桃華さん。
「……あの、男女でする話ではないの? ……だから蒼兄も逃げたのかな……」
私が口にすると、
「蒼樹さん、逃げんなよ」
と、海斗くんがボソリと口にした。
「ねぇ、メールとかじゃダメ?」
飛鳥ちゃんが提案すると、
「長文メール面倒だし、誤解が生じやすいから却下。個人面談は?」
と、海斗くんが意見を出す。
「「異議なし」」
と、即答したのはクラス委員ふたりだった。
「じゃ。順番は――」
と、桃華さんが話し始めようとしたのを海斗くんが遮る。
「俺からでいいよ。その間にあっちで次の順番決めてこいよ」
海斗くんは手をヒラヒラと振って三人に出ていくよう促す。
一様に驚いた顔をした三人だけれど、何を言うこともなく、すぐに部屋を出た。