光のもとでⅠ
「つーか、ひとりいい格好してんじゃないよ」
俺の元まで泳いできた久先輩に言われ、隣にいた優太にも「ホントホント」と頭を叩かれる。
別に、いい格好をしようとしていたわけではなく、翠が池に入るのを阻止しようとしたらこうなったというだけ。
「……ふたりとも物好きだな」
ほかの言葉が出てこなくて、かろうじてそんな言葉を口にした。
俺の言葉を読んでいたのか、ふたりは顔を見合わせてからおかしそうに笑う。そして、
「「物好きじゃなくて、友達だから」」
ふたりは俺を残してすぐに潜水を開始した。
次に息継ぎに上がってきたときにはライトが到着していた。
俺が池に入ってすぐ、翠の警護班が学園警備に指示を出していたのだろう。
「これは助かるねー」
率先してライトを取りにいった久先輩からヘッドライトが配られる。
それを装着し終わる頃には、池の縁から池の中を照らすライトの設置も済んでいた。
俺の元まで泳いできた久先輩に言われ、隣にいた優太にも「ホントホント」と頭を叩かれる。
別に、いい格好をしようとしていたわけではなく、翠が池に入るのを阻止しようとしたらこうなったというだけ。
「……ふたりとも物好きだな」
ほかの言葉が出てこなくて、かろうじてそんな言葉を口にした。
俺の言葉を読んでいたのか、ふたりは顔を見合わせてからおかしそうに笑う。そして、
「「物好きじゃなくて、友達だから」」
ふたりは俺を残してすぐに潜水を開始した。
次に息継ぎに上がってきたときにはライトが到着していた。
俺が池に入ってすぐ、翠の警護班が学園警備に指示を出していたのだろう。
「これは助かるねー」
率先してライトを取りにいった久先輩からヘッドライトが配られる。
それを装着し終わる頃には、池の縁から池の中を照らすライトの設置も済んでいた。