光のもとでⅠ
13
「さて、本題だけど……」
桃華さんが口にすると、先ほどと同じ位置にふたりは腰を下ろした。
「私は付き合うことと結婚は分けて考えるタイプ。だって、付き合って一緒に時間を過ごしたうえで結婚ができるかどうか吟味したいもの。ある意味、お試し期間? だから、婚約も別として考えるわ。で、キスや性行為だけど……。もし好きな人と付き合うことになったらキスはしたい、かな……」
桃華さんは陶器のような肌をほんのりと赤く染めた。
「性行為はちょっと別……。なんていうか、相手と自分しだいじゃないかしら。子どもができるかもしれない行為はそう安易にしていいものとは思えないの。中絶とか嫌だし、かといって産んで育てるのも今の私には無理だわ。高校だってやめたくないもの。だからするなら避妊は絶対って思う。でも、その場の雰囲気に流されて……とかそういうのは嫌。軽率なことはしたくない」
桃華さんらしい答えだと思った。
桃華さんが口にすると、先ほどと同じ位置にふたりは腰を下ろした。
「私は付き合うことと結婚は分けて考えるタイプ。だって、付き合って一緒に時間を過ごしたうえで結婚ができるかどうか吟味したいもの。ある意味、お試し期間? だから、婚約も別として考えるわ。で、キスや性行為だけど……。もし好きな人と付き合うことになったらキスはしたい、かな……」
桃華さんは陶器のような肌をほんのりと赤く染めた。
「性行為はちょっと別……。なんていうか、相手と自分しだいじゃないかしら。子どもができるかもしれない行為はそう安易にしていいものとは思えないの。中絶とか嫌だし、かといって産んで育てるのも今の私には無理だわ。高校だってやめたくないもの。だからするなら避妊は絶対って思う。でも、その場の雰囲気に流されて……とかそういうのは嫌。軽率なことはしたくない」
桃華さんらしい答えだと思った。