光のもとでⅠ
「終わってなくて続行中?」
飛鳥ちゃんが返すと佐野くんが固まった。
「主に翠葉の悩み相談よ」
と、桃華さんに小突かれて、佐野くんはほっとした顔になる。
「なんかね、全部が"怖い"につながっちゃうみたい」
飛鳥ちゃんが説明すると、佐野くんが、
「あぁ、さっきの話ね」
海斗くんだけが、「何?」って顔をした。
「あのね、海斗くんもそうだけど、秋斗さんも同じ考えの人だよね? 付き合うなら結婚を前提に……って」
私の言葉に海斗くん意外の三人が海斗くんを凝視する。
けれども海斗くんはそれをものともせず、
「そうだろうね。それが何?」
と、普通に答えた。
「私はね、そこまで考えられないの。というよりは、そんな覚悟を持ち合わせてはいないの。もし、そのうえで性行為を求められているのだとしても、やっぱりそんな覚悟はないの」
「……待たせておけばいいんじゃね?」
すごく短い一言で、さっき桃華さんが言ったことを口にする。
「ま、秋兄には酷っちゃ酷だけど、そうまでしても手に入れたいのなら我慢するのが筋だろ?」
海斗くんは、「それが本当の覚悟だと思うけど」と首を捻った。
飛鳥ちゃんが返すと佐野くんが固まった。
「主に翠葉の悩み相談よ」
と、桃華さんに小突かれて、佐野くんはほっとした顔になる。
「なんかね、全部が"怖い"につながっちゃうみたい」
飛鳥ちゃんが説明すると、佐野くんが、
「あぁ、さっきの話ね」
海斗くんだけが、「何?」って顔をした。
「あのね、海斗くんもそうだけど、秋斗さんも同じ考えの人だよね? 付き合うなら結婚を前提に……って」
私の言葉に海斗くん意外の三人が海斗くんを凝視する。
けれども海斗くんはそれをものともせず、
「そうだろうね。それが何?」
と、普通に答えた。
「私はね、そこまで考えられないの。というよりは、そんな覚悟を持ち合わせてはいないの。もし、そのうえで性行為を求められているのだとしても、やっぱりそんな覚悟はないの」
「……待たせておけばいいんじゃね?」
すごく短い一言で、さっき桃華さんが言ったことを口にする。
「ま、秋兄には酷っちゃ酷だけど、そうまでしても手に入れたいのなら我慢するのが筋だろ?」
海斗くんは、「それが本当の覚悟だと思うけど」と首を捻った。