光のもとでⅠ
「俺、使い物にならない部下はいらないよ? それに、真っ白な唯とか、それ絶対に唯じゃないだろ?」
俺の部下に使えない人間はいない。
頭の切れる人間しかいない。
だから気づいてよ。
俺が唯に何をさせたいのか。
頭でも第六感でも駆使してさ。
『あの、確認なんですけど……。現況ってこんな感じですかね? すべては司っちが再選択権をリィに話しやすいように状況が整えられている』
「俺の出した答えに近いけど、中身がスカスカだな」
的は外れていない。けど、もう一歩踏み込んでほしい。
『会長がやらせたいのって、一度手に入れたものを自らの意思で手放すこと、ですか?』
「それもあるかもしれない」
『もう考えるの面倒なんで、全部話してくれませんかね?』
あ、投げられた……。
……さぁ、俺はなんて答えたらいいものか。
俺の部下に使えない人間はいない。
頭の切れる人間しかいない。
だから気づいてよ。
俺が唯に何をさせたいのか。
頭でも第六感でも駆使してさ。
『あの、確認なんですけど……。現況ってこんな感じですかね? すべては司っちが再選択権をリィに話しやすいように状況が整えられている』
「俺の出した答えに近いけど、中身がスカスカだな」
的は外れていない。けど、もう一歩踏み込んでほしい。
『会長がやらせたいのって、一度手に入れたものを自らの意思で手放すこと、ですか?』
「それもあるかもしれない」
『もう考えるの面倒なんで、全部話してくれませんかね?』
あ、投げられた……。
……さぁ、俺はなんて答えたらいいものか。