光のもとでⅠ
件名 :お願い
本文 :お願いだから秋斗さんには
    言わないで?
    絶対に知られたくはないの。
    だから、お願い……。


 返信はあってもなくてもどちらでもいい。
 きっと海斗くんは私の気持ちを汲んでくれると思うから。
 携帯を置くと、栞さんにタオルで手をぐるぐると巻いてもらって少し休むことにした。
 そういえば、今日は日曜日だけれど司先輩は来るのだろうか……。
 うとうとしながらそんなことを考えていた。
< 833 / 10,041 >

この作品をシェア

pagetop