光のもとでⅠ
「今日は相馬の治療の日だったかしらね?」
「そうです」
「じゃ、九階の方が都合がいいわね。そっちに移動しましょう。歩ける?」
訊かれて少し笑った。
「先生? 私、ツカサにここまで連れて来られなかったら、午後までは家にいるつもりだったんですよ? 心臓は変な動きをしているけれど、そこまで具合が悪い感じではないです」
「……そうだった。悪い」
苦笑した湊先生は、
「じゃ、九階まで歩こう。階段を上るなんてことはさせられないけど、エレベーター使って移動しよう」
そう言って、寝台から立ち上がるのに手を貸してくれた。
「そうです」
「じゃ、九階の方が都合がいいわね。そっちに移動しましょう。歩ける?」
訊かれて少し笑った。
「先生? 私、ツカサにここまで連れて来られなかったら、午後までは家にいるつもりだったんですよ? 心臓は変な動きをしているけれど、そこまで具合が悪い感じではないです」
「……そうだった。悪い」
苦笑した湊先生は、
「じゃ、九階まで歩こう。階段を上るなんてことはさせられないけど、エレベーター使って移動しよう」
そう言って、寝台から立ち上がるのに手を貸してくれた。