光のもとでⅠ
「加担させなさいって……ふたりとも、あの洋服も自分たちで買うつもりなんでしょ?」
お母さんの視線の先を見ると、ディスプレイラックの上にコーディネイト済みの洋服が乗っていた。
「「あれはあれ、これはこれっ」」
蒼兄と唯兄の声が重なりお父さんが吹き出す。
「碧さん、ここの服のサイズって翠葉の体型にあってるんだよね?」
「うん? ……いつもとくにお直しはしてないけど?」
「じゃ、試着はなしで……。荒沢さん、お手数かけて申し訳ないんですが、このドレスとあっちの洋服。分けて包んでもらえますか?」
お父さんの言葉に荒沢さんが、「かしこまりました」と動き、私たち四人は不思議に思う。
「洋服、まだリィに見てもらってないのに?」
唯兄が訊くと、
「あれは唯と蒼樹からのクリスマスプレゼントにすればいい。だから中身は秘密。ドレスその他は家族四人からのプレゼントでどう?」
お父さんの提案に私以外の三人が笑顔になる。その直後――。
お母さんの視線の先を見ると、ディスプレイラックの上にコーディネイト済みの洋服が乗っていた。
「「あれはあれ、これはこれっ」」
蒼兄と唯兄の声が重なりお父さんが吹き出す。
「碧さん、ここの服のサイズって翠葉の体型にあってるんだよね?」
「うん? ……いつもとくにお直しはしてないけど?」
「じゃ、試着はなしで……。荒沢さん、お手数かけて申し訳ないんですが、このドレスとあっちの洋服。分けて包んでもらえますか?」
お父さんの言葉に荒沢さんが、「かしこまりました」と動き、私たち四人は不思議に思う。
「洋服、まだリィに見てもらってないのに?」
唯兄が訊くと、
「あれは唯と蒼樹からのクリスマスプレゼントにすればいい。だから中身は秘密。ドレスその他は家族四人からのプレゼントでどう?」
お父さんの提案に私以外の三人が笑顔になる。その直後――。