光のもとでⅠ
「翠葉、ほかに何か欲しいものあるか? あるならお父さんがクリスマスプレゼントするぞー?」
お父さんはにこにこと笑っているけれど、後ろにいる蒼兄たちがじとりと睨み、「ずるい」と抗議の声をあげる。
「ずるくないぞー? だってこれらのプレゼントって基本翠葉が望んで欲しいと思ってるものじゃないだろう? ドレスは結婚式に参列するための必需品だし、あっちの洋服は蒼樹たちの自己満足なプレゼントじゃないか。お父さんはだなぁ、翠葉の欲しいと思ったものをプレゼントするサンタさんでいたいんだ!」
さも当然とばかりに威張るお父さんに、
「「「だからズルイんだってばっ」」」
と、三方向から突っ込まれる。
私は数歩後ずさり、トン、とレジカウンターに背があたったところで荒沢さんに声をかけられた。
お父さんはにこにこと笑っているけれど、後ろにいる蒼兄たちがじとりと睨み、「ずるい」と抗議の声をあげる。
「ずるくないぞー? だってこれらのプレゼントって基本翠葉が望んで欲しいと思ってるものじゃないだろう? ドレスは結婚式に参列するための必需品だし、あっちの洋服は蒼樹たちの自己満足なプレゼントじゃないか。お父さんはだなぁ、翠葉の欲しいと思ったものをプレゼントするサンタさんでいたいんだ!」
さも当然とばかりに威張るお父さんに、
「「「だからズルイんだってばっ」」」
と、三方向から突っ込まれる。
私は数歩後ずさり、トン、とレジカウンターに背があたったところで荒沢さんに声をかけられた。