光のもとでⅠ
そうこうしている間に二学期最後のホームルームが終り、クラスメイトは長期休暇前の挨拶を交わしながら教室を出ていく。少しずつ少しずつ教室に響く声が小さくなっていった。
「翠葉ーっ。大晦日まで会えないのが寂しいよーーーっ」
飛鳥ちゃんにぎゅっと抱き締められてびっくりした。もぎゅもぎゅされながら、
「絶対絶対大晦日に会おうねっ? クリスマスは新しいパレスのお披露目会に行くんでしょ?」
「あ……うん、そう、なの」
「それがなければ誘ってたんだけどなー」
「え?」
「私と飛翔と飛竜の仲いい友達呼んで、毎年うちでクリスマスパーティーしてるんだ。海斗も桃華も常連で、今年は翠葉と佐野も誘う予定だったんだけど、海斗に話したら海斗も翠葉もパレスに行くって言うからさー。ざんねーん。来年は絶対来てよねっ?」
抱き締められたまま、至近距離にあるきれいな目がじっと私を見ていた。
「翠葉ーっ。大晦日まで会えないのが寂しいよーーーっ」
飛鳥ちゃんにぎゅっと抱き締められてびっくりした。もぎゅもぎゅされながら、
「絶対絶対大晦日に会おうねっ? クリスマスは新しいパレスのお披露目会に行くんでしょ?」
「あ……うん、そう、なの」
「それがなければ誘ってたんだけどなー」
「え?」
「私と飛翔と飛竜の仲いい友達呼んで、毎年うちでクリスマスパーティーしてるんだ。海斗も桃華も常連で、今年は翠葉と佐野も誘う予定だったんだけど、海斗に話したら海斗も翠葉もパレスに行くって言うからさー。ざんねーん。来年は絶対来てよねっ?」
抱き締められたまま、至近距離にあるきれいな目がじっと私を見ていた。