光のもとでⅠ
「「「ごめんなさい」」」
送話口に向かい、三人声を揃えた。
『もうっ……三人一緒にいるならいいわ。でも、寒いから早く帰ってらっしゃい。みんなでホットケーキ作るんでしょ?』
「……だって。俺も寒くなってきたし、そろそろ帰ろっか」
蒼兄の言葉に頷いた。
帰り道、唯兄が嬉しそうに話す。
「怒られちゃったね」
と。
「怒られたのに……嬉しいの?」
「俺、実の両親にも学校のセンセたちにもあんま怒られたことないからね。ほら、手のかからない優等生だったから」
何も言えなくなったのは私。すぐに言葉を返したのは蒼兄。
「頭はいいんだろうけど、俺から見たらそんないい子には見えないけどな? だってハッカーやってて秋斗先輩に捕まったんだろ? 今じゃそんな悪さはしてないだろうけど、それでもいたずらっ子にしか見えないって」
送話口に向かい、三人声を揃えた。
『もうっ……三人一緒にいるならいいわ。でも、寒いから早く帰ってらっしゃい。みんなでホットケーキ作るんでしょ?』
「……だって。俺も寒くなってきたし、そろそろ帰ろっか」
蒼兄の言葉に頷いた。
帰り道、唯兄が嬉しそうに話す。
「怒られちゃったね」
と。
「怒られたのに……嬉しいの?」
「俺、実の両親にも学校のセンセたちにもあんま怒られたことないからね。ほら、手のかからない優等生だったから」
何も言えなくなったのは私。すぐに言葉を返したのは蒼兄。
「頭はいいんだろうけど、俺から見たらそんないい子には見えないけどな? だってハッカーやってて秋斗先輩に捕まったんだろ? 今じゃそんな悪さはしてないだろうけど、それでもいたずらっ子にしか見えないって」