光のもとでⅠ
ふたりの背を見送り、隣の唯兄に小声で尋ねる。
「今日のことって――」
その先を訊こうとしたらウェイターがやってきた。
「失礼します。栞様と昇様がご一緒したいとのことです。いかがなさいますか?」
断る理由などなく、両親は快諾した。
すぐに椅子が用意され、栞さんと昇さんがやってくる。
「お邪魔します」
椅子に座った栞さんはにこにこと笑っていてとても嬉しそう。
もう湊先生と静さんのことを知ったあとなのだろうか。
唯兄に訊くタイミングを逃してしまった私は誰に訊くこともできずに栞さんを見ていた。
「なぁに? 私の顔に何かついてる?」
「いえ、ただ……とても嬉しそうに見えて」
「そうね、嬉しいっていうか楽しみだわ。だって、湊がフルレングスのドレスを着るのよ?」
やっぱり知っているの……?
「今日のことって――」
その先を訊こうとしたらウェイターがやってきた。
「失礼します。栞様と昇様がご一緒したいとのことです。いかがなさいますか?」
断る理由などなく、両親は快諾した。
すぐに椅子が用意され、栞さんと昇さんがやってくる。
「お邪魔します」
椅子に座った栞さんはにこにこと笑っていてとても嬉しそう。
もう湊先生と静さんのことを知ったあとなのだろうか。
唯兄に訊くタイミングを逃してしまった私は誰に訊くこともできずに栞さんを見ていた。
「なぁに? 私の顔に何かついてる?」
「いえ、ただ……とても嬉しそうに見えて」
「そうね、嬉しいっていうか楽しみだわ。だって、湊がフルレングスのドレスを着るのよ?」
やっぱり知っているの……?