光のもとでⅠ
45
「翠葉、そろそろ起きなさい」
お母さんに起こされるとルームコールが鳴った。
蒼兄が出てすぐに切る。
「準備が整ったからステーションにお越しくださいって」
その言葉にみんなが立ち上がった。
私は靴を履きながら、
「栞さんたちはどうやってチャペルに誘導されるの?」
「簡単簡単。昇先生がチャペル見に行こうって誘ってるはず」
答えてくれたのはお父さん。でも、
「それだけなのっ?」
「それだけだけど……碧さん、なんか問題ある?」
「ん? ないと思うわ。式の直前まで伏せていられたらいいわけだし……」
「じゃぁ、どの時点で知るのっ!?」
「私たちがチャペルに入ってきた時点かしら?」
お母さんに起こされるとルームコールが鳴った。
蒼兄が出てすぐに切る。
「準備が整ったからステーションにお越しくださいって」
その言葉にみんなが立ち上がった。
私は靴を履きながら、
「栞さんたちはどうやってチャペルに誘導されるの?」
「簡単簡単。昇先生がチャペル見に行こうって誘ってるはず」
答えてくれたのはお父さん。でも、
「それだけなのっ?」
「それだけだけど……碧さん、なんか問題ある?」
「ん? ないと思うわ。式の直前まで伏せていられたらいいわけだし……」
「じゃぁ、どの時点で知るのっ!?」
「私たちがチャペルに入ってきた時点かしら?」