光のもとでⅠ
写真を撮りたくて一眼レフを持ってきていたけれど、クラッチバッグを持ったままカメラをかまえるのは難しい。それに、写真を撮るのに足を止めたら後ろを歩く園田さんたちに迷惑をかけてしまう。
そんなことを考えていると、後ろでシャッター音がした。
振り返ると、園田さんたちの後ろに黒いTシャツに黒いキャップ帽をかぶった人たちがいた。
「写真、撮りたくなるよね。でも、今日は任せて? by ショット」
「教会ではクゥたちがスタンバってるからさ。姫はちゃんと絵の一部になってください。by かっきー」
ふたりはキャップ帽のツバをヒョイと上げてニッと笑った。
「彼らの言うとおりです。今日は招待客になられてはいかがですか?」
澤村さんに言われたあと、
「カメラ、お預かりいたします」
園田さんの手がカメラへ伸びてきた。
そんなことを考えていると、後ろでシャッター音がした。
振り返ると、園田さんたちの後ろに黒いTシャツに黒いキャップ帽をかぶった人たちがいた。
「写真、撮りたくなるよね。でも、今日は任せて? by ショット」
「教会ではクゥたちがスタンバってるからさ。姫はちゃんと絵の一部になってください。by かっきー」
ふたりはキャップ帽のツバをヒョイと上げてニッと笑った。
「彼らの言うとおりです。今日は招待客になられてはいかがですか?」
澤村さんに言われたあと、
「カメラ、お預かりいたします」
園田さんの手がカメラへ伸びてきた。