光のもとでⅠ
48
「リィ、起きられる?」
「ん……。今、何時?」
「六時半」
「蒼兄たちは?」
「晩餐会」
「そっか……」
横になる前のことを思い出す。
ドレスを脱いだあと、夕飯はレストランではなくゲストルームで摂る旨を伝えてから休んだのだ。
「……あれ? どうして唯兄がいるの?」
声の調子からすると酔いは覚めているのだろう。
目を開けると、暗がりの中に唯兄がいた。
部屋の明かりは一階の間接照明のみで、ロフトは暗い。
サイドテーブルに置いてあるランプに手を伸ばそうとすると、
「ちょっとたんま」
「唯兄?」
「リィ、ごめん」
「え?」
「俺、リィに謝らなくちゃいけないことがある」
「ん……。今、何時?」
「六時半」
「蒼兄たちは?」
「晩餐会」
「そっか……」
横になる前のことを思い出す。
ドレスを脱いだあと、夕飯はレストランではなくゲストルームで摂る旨を伝えてから休んだのだ。
「……あれ? どうして唯兄がいるの?」
声の調子からすると酔いは覚めているのだろう。
目を開けると、暗がりの中に唯兄がいた。
部屋の明かりは一階の間接照明のみで、ロフトは暗い。
サイドテーブルに置いてあるランプに手を伸ばそうとすると、
「ちょっとたんま」
「唯兄?」
「リィ、ごめん」
「え?」
「俺、リィに謝らなくちゃいけないことがある」