光のもとでⅠ
右手前方には大きなツリー。そこから三メートルほど離れたところに敷物が敷かれており、その上に室内用のソファーが三つとローテーブルが置かれている。それらを囲うように複数のストーブが用意されていた。その脇には、常に中庭に置いてあると思われるテーブルセット。そこにツカサと秋斗さんが座っていた。
ところどころに見える白い煙の正体は、カップに入っているであろう飲み物の湯気。
栞さんと昇さん、湊先生と静さんがソファに座っていて、私はまるまる空いていたひとつのソファーに案内される。
腰を下ろすと、
「唯くんは翠葉の隣に座っててね? そこ、埋まってないと司か秋兄が移動しかねないから」
「りょうかーい!」
ふたりはハイタッチを交わした。
用意されていた膝掛けをかけると、すぐにウェイターがやってきた。
目の前のローテーブル置かれたカップからは甘さが加わったカモミールの香りが立ち上る。
ところどころに見える白い煙の正体は、カップに入っているであろう飲み物の湯気。
栞さんと昇さん、湊先生と静さんがソファに座っていて、私はまるまる空いていたひとつのソファーに案内される。
腰を下ろすと、
「唯くんは翠葉の隣に座っててね? そこ、埋まってないと司か秋兄が移動しかねないから」
「りょうかーい!」
ふたりはハイタッチを交わした。
用意されていた膝掛けをかけると、すぐにウェイターがやってきた。
目の前のローテーブル置かれたカップからは甘さが加わったカモミールの香りが立ち上る。