光のもとでⅠ
52
会場の入り口で蒼兄と唯兄が待っていてくれた。
蒼兄と唯兄のネクタイとポケットチーフが藤色。ネクタイの色は同じものの織り方が異なるため、模様の浮き上がり方に微妙な違いがある。ネクタイピンは真白さんの帯留めと似たモチーフだ。
蒼兄が頭を下げ、
「翠葉がお世話になりました」
「いいえ、とくに何をしたわけでもございません。それより、連日身内の祝いに出席していただきありがとうございます」
涼先生と真白さんが頭を下げた。
私たちも改めて頭を下げる。と、
「翠葉ちゃん、何もないところだけど、また遊びに来てもらえるかしら?」
真白さんに頭を上げるように促される。
「はい。ぜひ、うかがわせていただきます。涼先生、ありがとうございました」
蒼兄と唯兄のネクタイとポケットチーフが藤色。ネクタイの色は同じものの織り方が異なるため、模様の浮き上がり方に微妙な違いがある。ネクタイピンは真白さんの帯留めと似たモチーフだ。
蒼兄が頭を下げ、
「翠葉がお世話になりました」
「いいえ、とくに何をしたわけでもございません。それより、連日身内の祝いに出席していただきありがとうございます」
涼先生と真白さんが頭を下げた。
私たちも改めて頭を下げる。と、
「翠葉ちゃん、何もないところだけど、また遊びに来てもらえるかしら?」
真白さんに頭を上げるように促される。
「はい。ぜひ、うかがわせていただきます。涼先生、ありがとうございました」