光のもとでⅠ
「さらには招待客においても面倒な人間は午前には呼んでないんじゃないかしら?」
「碧さんの観察眼には恐れ入ります。そのとおりです。面倒な人間はこぞって第三部、夕方以降に招待してありました」
「やっぱな~……。そんなことだと思ったよ。で、招待客リストにまでしっかり目を通してるあたりが君なのかな?」
お父さんがにこやかに尋ねると、
「曲がりなりにも警備会社の人間ですから」
秋斗さんもにこやかに答え、私に視線を向けた。
「翠葉ちゃんは安心していいよ。君には優秀な護衛がついているから。普段は近接警護ではないけれど、怪しい動きがあればすぐさま警備体制は切り替わる」
そうは言われても、私は言葉を返せない。すると、
「そう言われて翠が安心するとでも? ありがとうございますなんて言葉が返ってくると思っているのなら、考えを改めて出直してくることを勧める」
「碧さんの観察眼には恐れ入ります。そのとおりです。面倒な人間はこぞって第三部、夕方以降に招待してありました」
「やっぱな~……。そんなことだと思ったよ。で、招待客リストにまでしっかり目を通してるあたりが君なのかな?」
お父さんがにこやかに尋ねると、
「曲がりなりにも警備会社の人間ですから」
秋斗さんもにこやかに答え、私に視線を向けた。
「翠葉ちゃんは安心していいよ。君には優秀な護衛がついているから。普段は近接警護ではないけれど、怪しい動きがあればすぐさま警備体制は切り替わる」
そうは言われても、私は言葉を返せない。すると、
「そう言われて翠が安心するとでも? ありがとうございますなんて言葉が返ってくると思っているのなら、考えを改めて出直してくることを勧める」