光のもとでⅠ
言葉をかけることはなかったけど、髪の毛がぐちゃぐちゃになるまでくしゃくしゃしていた。少し落ち着くと、
「リィ、これ。幸倉の氏神様んとこで買ってきた。あんちゃんとふたりでしっかりお願いしてきたからね」
差し出されたのはお守りだった。
「健康祈願なんて今さらだけどないよりはいいでしょ……」
「……ありがとう」
「あと、これ……」
次に差し出されたのは携帯。
携帯には秋斗さんからいただいたペンダントトップとツカサからもらったとんぼ玉、唯兄に持っていてと言われた鍵がひとつのチェーンに通されている。
「リィの大切なものでしょ? これがあったらがんばれそうでしょ?」
手の平に置かれた携帯から熱を感じた。
とてもあたたかかった。
「この階は医師の了解が得られれば携帯もパソコンも使えるんだって。リィの場合は大丈夫らしいよ」
「リィ、これ。幸倉の氏神様んとこで買ってきた。あんちゃんとふたりでしっかりお願いしてきたからね」
差し出されたのはお守りだった。
「健康祈願なんて今さらだけどないよりはいいでしょ……」
「……ありがとう」
「あと、これ……」
次に差し出されたのは携帯。
携帯には秋斗さんからいただいたペンダントトップとツカサからもらったとんぼ玉、唯兄に持っていてと言われた鍵がひとつのチェーンに通されている。
「リィの大切なものでしょ? これがあったらがんばれそうでしょ?」
手の平に置かれた携帯から熱を感じた。
とてもあたたかかった。
「この階は医師の了解が得られれば携帯もパソコンも使えるんだって。リィの場合は大丈夫らしいよ」