光のもとでⅠ
真ん中に座っている学園長はとても愉快そうな表情だ。
「ん~、久しぶりに面白い生徒総会だったな」
そう口にした学園長に、
「今年の生徒会はできがいいんですよ」
と、高等部校長が言葉を添えた。
ただひとり、無愛想な顔をしているのは篠宮先生。
「わかったわよ……後日マリアージュに行って話詰めてくるわ」
「じゃ、梓。この件に関してはおまえに一任するからな」
と、学園長が言えば、「はいはい」と二度返事をした。
まるで面倒くさい、と辟易している感じ。
なんとなく、篠宮先生は湊先生に似ている気がする。
顔の作りやそういうものではなくて、雰囲気や話し方が……。
この先生も藤宮の一族なのだろうか……。
そんなことを考えていると、発言台には隣に座っていたはずの春日先輩が立っていて、社会貢献におけるゴミ拾い活動やボランティア活動の老人ホーム訪問、それらのことをざーっと話し出した。
確かに、これだけ早く話されたらプリントを目で追うどころではないかもしれない。
「ん~、久しぶりに面白い生徒総会だったな」
そう口にした学園長に、
「今年の生徒会はできがいいんですよ」
と、高等部校長が言葉を添えた。
ただひとり、無愛想な顔をしているのは篠宮先生。
「わかったわよ……後日マリアージュに行って話詰めてくるわ」
「じゃ、梓。この件に関してはおまえに一任するからな」
と、学園長が言えば、「はいはい」と二度返事をした。
まるで面倒くさい、と辟易している感じ。
なんとなく、篠宮先生は湊先生に似ている気がする。
顔の作りやそういうものではなくて、雰囲気や話し方が……。
この先生も藤宮の一族なのだろうか……。
そんなことを考えていると、発言台には隣に座っていたはずの春日先輩が立っていて、社会貢献におけるゴミ拾い活動やボランティア活動の老人ホーム訪問、それらのことをざーっと話し出した。
確かに、これだけ早く話されたらプリントを目で追うどころではないかもしれない。