光のもとでⅠ
なんてことのない会話だけど、変に気を遣われていないことが嬉しかった。
今日はお母さんも唯兄も蒼兄も来てくれたけれど、みんなに「焦らなくて大丈夫」「少しずつ」と言われ続けて耳を塞ぎたい心境だったから。
こんなとき、ツカサみたいに話してくれる人がいると救われる。
「で? 授業のほうは?」
「まだ大丈夫。わからないところは出てない。でも、今日はリハビリも授業も休んじゃったから、明日からの授業が不安……」
「……じゃ、今日の分、今からやるか?」
「え……?」
「今日は一日寝てたんだろ? 少し起きれるなら見るけど」
「本当?」
「……嘘ついて俺になんのメリットが?」
嬉しくて飛び起きようとしたら怒られた。
今日はお母さんも唯兄も蒼兄も来てくれたけれど、みんなに「焦らなくて大丈夫」「少しずつ」と言われ続けて耳を塞ぎたい心境だったから。
こんなとき、ツカサみたいに話してくれる人がいると救われる。
「で? 授業のほうは?」
「まだ大丈夫。わからないところは出てない。でも、今日はリハビリも授業も休んじゃったから、明日からの授業が不安……」
「……じゃ、今日の分、今からやるか?」
「え……?」
「今日は一日寝てたんだろ? 少し起きれるなら見るけど」
「本当?」
「……嘘ついて俺になんのメリットが?」
嬉しくて飛び起きようとしたら怒られた。