光のもとでⅠ
 自分の心に住まう闇に何度となく呑まれたけれど、そのおかげで光を感じることができた。
 闇と光は必ずセットで存在するのだ、と知ることができた。

 光のもとへ出られるのなら何もいらない、と本気で思っていた過去の自分に教えてあげたい。
 光のもとへ出たらかけがえのない人たちに出逢えるんだよ。
 そうしたらね、その人たちと共に歩みたくなるんだよ。
 ほかに何もいらないなんて言えなくなる。
 もっともっと……と希望や願望が溢れてくる。
 だから、何も諦めないで?
 何かを得るために何かを諦めるなんてしなくていいから。
 一歩前へ踏み出してごらん。
 あなたは、変われる――。
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