光のもとでⅠ
本当は嫌いじゃない。嫌いじゃないよ。でも、今の翠葉ちゃんは……見ててつらくなるからやだ。
もっと素直になればいいのに。そしたら藤宮先輩だって幸せになれるのに。
そうやってくっついたのなら、藤宮先輩を好きな女の子も、翠葉ちゃんを好きな男子も、誰もが諦めがつくのに。
今のままじゃ感情のやり場に困るだけだよ。
どんな形でも、「答え」はほしいんだよ。
翠葉ちゃん、翠葉ちゃんはどんな答えを出したの?
その答えに満足しているの?
私は――泣きながらでも自分の気持ちと真っ直ぐ対峙していた翠葉ちゃんが好きだった。
そんな翠葉ちゃんに戻ってほしい。
それだけ、なんだよ――。
もっと素直になればいいのに。そしたら藤宮先輩だって幸せになれるのに。
そうやってくっついたのなら、藤宮先輩を好きな女の子も、翠葉ちゃんを好きな男子も、誰もが諦めがつくのに。
今のままじゃ感情のやり場に困るだけだよ。
どんな形でも、「答え」はほしいんだよ。
翠葉ちゃん、翠葉ちゃんはどんな答えを出したの?
その答えに満足しているの?
私は――泣きながらでも自分の気持ちと真っ直ぐ対峙していた翠葉ちゃんが好きだった。
そんな翠葉ちゃんに戻ってほしい。
それだけ、なんだよ――。