光のもとでⅠ
「そりゃね、なんとなく疎外感とか感じちゃってるわけで、拗ねてたりもしますよ」
「じゃ、それ取り下げの方向で」
「は?」
「……何かはあるんだろう。でも、俺も今回は聞いてない」
「……あんちゃん、なんか変なもの食べた?」
「唯……俺のこと四歳児くらいだと思ってる?」
「もしくは頭打ったとか?」
「両方違うから……」
 カップにコーヒーを注ぎ、コトリ、とカウンターに置かれた。
「飲んでいいの?」
「どうぞ。やきもち焼きくん」
「ぶー……」
 ぶーたれつつ香ばしいコーヒーをすすって舌を火傷した。
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