光のもとでⅠ
――「蒼樹はまだ翠葉離れができていないし、今はその過程だから、距離を取るのが難しいこともあるわ」
立ち位置、スタンス、距離――。
「あんちゃん……リィとの距離、測りかねてたりする?」
「……そうだな、翠葉ほど大々的に悩んでるわけじゃないけど、どのくらいの距離が望ましいのか、考えてはいる」
「そっか……」
コーヒーを一口飲むと、
「でも、唯がいるから結構気楽だよ」
「は?」
「俺がフォローしなくても、唯が気づけば唯がフォローするだろ?」
「まぁ、それはそうだけど……。でも、気づきポイントって異なるじゃん?」
「それはそれ……。ただ、フォローが必要な場面で俺が動けなかったら、間違いなく唯がフォローしてくれるだろ? そういう意味では頼りにしてる」
立ち位置、スタンス、距離――。
「あんちゃん……リィとの距離、測りかねてたりする?」
「……そうだな、翠葉ほど大々的に悩んでるわけじゃないけど、どのくらいの距離が望ましいのか、考えてはいる」
「そっか……」
コーヒーを一口飲むと、
「でも、唯がいるから結構気楽だよ」
「は?」
「俺がフォローしなくても、唯が気づけば唯がフォローするだろ?」
「まぁ、それはそうだけど……。でも、気づきポイントって異なるじゃん?」
「それはそれ……。ただ、フォローが必要な場面で俺が動けなかったら、間違いなく唯がフォローしてくれるだろ? そういう意味では頼りにしてる」