光のもとでⅠ
26
制服からルームウェアに着替えると携帯が鳴った。
携帯を手に取るとメールが届いていた。
件名 :急ぎの仕事入った
本文 :夕飯には間に合わせるから
栞さんにも伝えてもらえる?
夕飯のあとに昔話をしよう。
メールは唯兄からだった。
メールを読んで少しほっとしている自分に気づく。
部屋を出て栞さんに伝えると、栞さんの表情も和らいだ。
持って帰ってきたお弁当箱をキッチンへ持っていくと、
「全部食べられたのね、良かった」
と、栞さんが笑った。
それはまるで、子どもを思う母のような表情で、栞さんとの年齢を考えると、妹を気遣う姉かな、と思いなおした。
携帯を手に取るとメールが届いていた。
件名 :急ぎの仕事入った
本文 :夕飯には間に合わせるから
栞さんにも伝えてもらえる?
夕飯のあとに昔話をしよう。
メールは唯兄からだった。
メールを読んで少しほっとしている自分に気づく。
部屋を出て栞さんに伝えると、栞さんの表情も和らいだ。
持って帰ってきたお弁当箱をキッチンへ持っていくと、
「全部食べられたのね、良かった」
と、栞さんが笑った。
それはまるで、子どもを思う母のような表情で、栞さんとの年齢を考えると、妹を気遣う姉かな、と思いなおした。