光のもとでⅠ
40 Side Tsukasa 01話
晩餐会のあと、一度ゲストルームに戻ったものの、俺と秋兄はレストランへ引き返してきていた。
大人連中は二階のバーラウンジに移動し、海斗と兄さんは部屋でカードゲームをしている。
「話って?」
「もちろん、翠葉ちゃんのこと」
ま、そんなことだろうとは思っていた。
「前に藤山で話しただろ? ……共同戦線」
秋兄は何か企んでいそうな目を向けてくる。
「何するつもり?」
「とりあえずはお茶会に誘おうかと思って」
そこ、と電飾ををまとったツリーを指差した。
「ふーん……いいんじゃない?」
現状、俺も秋兄も翠には避けられている。ならば、こちらから行くしかない。
そういう意味ではお茶会はもっとも手ごろな理由だった。
大人連中は二階のバーラウンジに移動し、海斗と兄さんは部屋でカードゲームをしている。
「話って?」
「もちろん、翠葉ちゃんのこと」
ま、そんなことだろうとは思っていた。
「前に藤山で話しただろ? ……共同戦線」
秋兄は何か企んでいそうな目を向けてくる。
「何するつもり?」
「とりあえずはお茶会に誘おうかと思って」
そこ、と電飾ををまとったツリーを指差した。
「ふーん……いいんじゃない?」
現状、俺も秋兄も翠には避けられている。ならば、こちらから行くしかない。
そういう意味ではお茶会はもっとも手ごろな理由だった。