光のもとでⅠ
「何? 翠葉、ストーカー被害にあってるの? ちょっと秋斗っ、翠葉の警備どうなってんのよっ」
「ストーカー? そんな報告は上がってきてないけど……」
秋兄は詰問から逃れるように俺を見て、本当に知らないって顔をした直後、
「……もしかして俺のこと?」
と己に指先を向け唯さんに訊く。
「ほかに誰がいるんですか」
「司とか……?」
秋兄を指していた指は、すぐ俺に向けられた。
「俺はストーカーになった覚えはない」
「いや、傍から見たらストーカーとなんとかは紙一重って言うからさ」
無駄口叩いてないで、とっとと行動に移れ。
思いをこめて睨み返すと、秋兄が席を立った。
「ストーカー? そんな報告は上がってきてないけど……」
秋兄は詰問から逃れるように俺を見て、本当に知らないって顔をした直後、
「……もしかして俺のこと?」
と己に指先を向け唯さんに訊く。
「ほかに誰がいるんですか」
「司とか……?」
秋兄を指していた指は、すぐ俺に向けられた。
「俺はストーカーになった覚えはない」
「いや、傍から見たらストーカーとなんとかは紙一重って言うからさ」
無駄口叩いてないで、とっとと行動に移れ。
思いをこめて睨み返すと、秋兄が席を立った。