光のもとでⅠ
「何これ……」
心拍を伝えるアラートがやけに早足で鳴りっぱなし。そして、不整脈を伝えるアラートも鳴りっぱなし。
何これ……。
リィの携帯にかけると、室内に着信音が鳴り響いた。ロフトから、やけに暢気で単調な曲が聞こえてくる。
携帯、持ってないのっ!?
持ってないものを鳴らしても仕方ない。
クローゼットからバッグを取り出し、内ポケットに入れてあった仕事用のインカムを取り出し装着した。しかし、どのチャンネルでやり取りされているのかがわからない。ひとつずつ試していくなんてことはせず、直接警備室に連絡を入れた。
「お疲れ様です、若槻です。至急、妹がいる場所を教えていただきたいのですが」
心拍を伝えるアラートがやけに早足で鳴りっぱなし。そして、不整脈を伝えるアラートも鳴りっぱなし。
何これ……。
リィの携帯にかけると、室内に着信音が鳴り響いた。ロフトから、やけに暢気で単調な曲が聞こえてくる。
携帯、持ってないのっ!?
持ってないものを鳴らしても仕方ない。
クローゼットからバッグを取り出し、内ポケットに入れてあった仕事用のインカムを取り出し装着した。しかし、どのチャンネルでやり取りされているのかがわからない。ひとつずつ試していくなんてことはせず、直接警備室に連絡を入れた。
「お疲れ様です、若槻です。至急、妹がいる場所を教えていただきたいのですが」