光のもとでⅠ
55~57 Side Tsukasa 01話
パーティーが始まって二時間ほどしたころ、スタッフがそれまでとは違う動きをした。そして、それは父さんのところにもやってきた。
父さんは話を聞くと、視線のみで俺を呼びつける。
何かあったのかと足を運ぶと、
「一番に電話だ。少し席を外すから真白さんを頼む」
「……わかった」
一番に電話、それはじーさんが重積発作を起こしたことを意味するコードネーム。
母さんの表情がかげる。
「母さん、ここには紫さんもいるから大丈夫だ」
「そうね……」
力なく笑う。そして、しばらくすると貧血を起こした。
心配からか血が下がったのだろう。
俺はスタッフに声をかけ、隣の控え室で母さんを休ませることにした。
父さんは話を聞くと、視線のみで俺を呼びつける。
何かあったのかと足を運ぶと、
「一番に電話だ。少し席を外すから真白さんを頼む」
「……わかった」
一番に電話、それはじーさんが重積発作を起こしたことを意味するコードネーム。
母さんの表情がかげる。
「母さん、ここには紫さんもいるから大丈夫だ」
「そうね……」
力なく笑う。そして、しばらくすると貧血を起こした。
心配からか血が下がったのだろう。
俺はスタッフに声をかけ、隣の控え室で母さんを休ませることにした。