光のもとでⅠ
「今、病室?」
『ん……』
「あのさ、海斗から聞いたんだけど、その病室ってパソコン使えるんでしょ?」
『使える……』
「御園生のパソコンにはカメラ内臓されてる?」
『うん……』
「じゃ、顔見て話そう。スカイプは知ってるよね? 文化祭の準備のときに連絡で使ってたやつ」
『うん』
「それ、立ち上げて待ってて。御園生のアカウントは知ってるから、俺からコンタクトする」
御園生はまるで小さな子みたいに、短い応答をその都度返してきた。
泣いてるから余計に幼く感じる。でも、実際は俺らよりもひとつ年上なんだよな。
先輩後輩って考えると一年って大きな壁に思える。けど、こうやって一歳年上の御園生と話していると、実はそんなに変わらないのかなって思ったり。
『ん……』
「あのさ、海斗から聞いたんだけど、その病室ってパソコン使えるんでしょ?」
『使える……』
「御園生のパソコンにはカメラ内臓されてる?」
『うん……』
「じゃ、顔見て話そう。スカイプは知ってるよね? 文化祭の準備のときに連絡で使ってたやつ」
『うん』
「それ、立ち上げて待ってて。御園生のアカウントは知ってるから、俺からコンタクトする」
御園生はまるで小さな子みたいに、短い応答をその都度返してきた。
泣いてるから余計に幼く感じる。でも、実際は俺らよりもひとつ年上なんだよな。
先輩後輩って考えると一年って大きな壁に思える。けど、こうやって一歳年上の御園生と話していると、実はそんなに変わらないのかなって思ったり。