光のもとでⅠ
「っていうか、翠葉は何尻餅ついてるんだ?」
海斗くんに顔を覗き込まれ、あぁ、これは尻餅というのか、などと納得する。
「海斗が変な寝言を言うからびっくりしたんだろ」
言いながら、司先輩はキッチンへと戻っていく。
「げ、マジっ!? 俺なんて言った?」
「……メガネ、そっち行った……」
いったいどんな夢を見ていたのだろう。
「そうなんだよっ! メガネっ……あの深緑のセルフレームは絶対に司に似合うと思ったんだけどなぁ……。全力で逃げるんだもんなぁ……。佐野と一緒に追ってたんだけどどうしても捕まえられなくてさ」
メガネが全力で逃げるって……それ、どんな夢でしょう。
不思議に思っていると、唯兄が丼を持ってやってきた。
「っていうか、海斗っち、それどんな夢よ」
「え? メガネが逃げる夢だけど?」
「変な子だとは思ってたけど、本当に変な子だよねぇ~」
笑いながら唯兄はキッチンへと戻っていく。
海斗くんはその姿を目で追いながら、
「そんなに変?」
と、真顔で訊いてくる。
海斗くんに顔を覗き込まれ、あぁ、これは尻餅というのか、などと納得する。
「海斗が変な寝言を言うからびっくりしたんだろ」
言いながら、司先輩はキッチンへと戻っていく。
「げ、マジっ!? 俺なんて言った?」
「……メガネ、そっち行った……」
いったいどんな夢を見ていたのだろう。
「そうなんだよっ! メガネっ……あの深緑のセルフレームは絶対に司に似合うと思ったんだけどなぁ……。全力で逃げるんだもんなぁ……。佐野と一緒に追ってたんだけどどうしても捕まえられなくてさ」
メガネが全力で逃げるって……それ、どんな夢でしょう。
不思議に思っていると、唯兄が丼を持ってやってきた。
「っていうか、海斗っち、それどんな夢よ」
「え? メガネが逃げる夢だけど?」
「変な子だとは思ってたけど、本当に変な子だよねぇ~」
笑いながら唯兄はキッチンへと戻っていく。
海斗くんはその姿を目で追いながら、
「そんなに変?」
と、真顔で訊いてくる。