光のもとでⅠ
「翠葉ちゃんっ!?」
彼女を抱き起こすも、瞼はピクリとも動かない。
「蔵元っ」
外に控えているだろう蔵元を呼びつけ、空港の医療スタッフに連絡を入れようとしたとき、バタバタと人の足音が聞こえてきた。
先陣切って入ってきたのが湊ちゃんで少しほっとした。
「秋斗、翠葉をソファに寝かせて」
言われたとおりにすると、
「翠葉っ、翠葉聞こえるっ!?」
意識確認をしながら聴診器を当て、心臓の音を聴き始める。
そして、バイタルモニターを見ながら、
「脈が跳んだだけ……少しすれば意識は戻ると思う。でも、万全を期してすぐに病院へ搬送するわ。司、ヘリに連絡して」
ヘリを使うには静さんかじーさんの許可が必要なはずだが、司は直接ヘリの操縦者に連絡しているようだった。
彼女を抱き起こすも、瞼はピクリとも動かない。
「蔵元っ」
外に控えているだろう蔵元を呼びつけ、空港の医療スタッフに連絡を入れようとしたとき、バタバタと人の足音が聞こえてきた。
先陣切って入ってきたのが湊ちゃんで少しほっとした。
「秋斗、翠葉をソファに寝かせて」
言われたとおりにすると、
「翠葉っ、翠葉聞こえるっ!?」
意識確認をしながら聴診器を当て、心臓の音を聴き始める。
そして、バイタルモニターを見ながら、
「脈が跳んだだけ……少しすれば意識は戻ると思う。でも、万全を期してすぐに病院へ搬送するわ。司、ヘリに連絡して」
ヘリを使うには静さんかじーさんの許可が必要なはずだが、司は直接ヘリの操縦者に連絡しているようだった。