光のもとでⅠ
さて、その男が机の上に広げてるのは一枚のパンフレット。
渋い……渋すぎる……。なんで「箸」のパンフレットなんだ……。
パンフレットには素材に拘っていなければ何に拘っているのか……というような、一見して何の変哲もない箸ばかりが載っていて、隅の方に「お名前を入れることも可能です」の添え書きもある。
確か「妹の誕生日プレゼント」のはずなんだけど、これはどう見ても年配向けだろう。
敬老の日はまだ遠いし、近いといったら父の日か?
「何? 父の日のプレゼント?」
「……さっき妹のプレゼントって言ったと思うんだけど」
――ちょっと待て。
こいつの妹は七つ下。つまりは小学四年生ではなかろうか……。
そんな子にこんな渋い箸っ!? なしだろっ!? 却下っ、今すぐ却下っっ、即刻却下っっっ!
渋い……渋すぎる……。なんで「箸」のパンフレットなんだ……。
パンフレットには素材に拘っていなければ何に拘っているのか……というような、一見して何の変哲もない箸ばかりが載っていて、隅の方に「お名前を入れることも可能です」の添え書きもある。
確か「妹の誕生日プレゼント」のはずなんだけど、これはどう見ても年配向けだろう。
敬老の日はまだ遠いし、近いといったら父の日か?
「何? 父の日のプレゼント?」
「……さっき妹のプレゼントって言ったと思うんだけど」
――ちょっと待て。
こいつの妹は七つ下。つまりは小学四年生ではなかろうか……。
そんな子にこんな渋い箸っ!? なしだろっ!? 却下っ、今すぐ却下っっ、即刻却下っっっ!